北広島市「美沢整骨院」が解説！胃酸の分泌について

こんにちは。北海道北広島市の整骨院です。北広島市の整骨院「美沢整骨院」は、体の痛みと向き合うあなたのサポートをします。

 

今回は、「高リノール酸食が胃酸分泌を低下させる」についてです。

 

栄養療法の障害になり得るものとして消化不良が挙げられますが、消化不良を作る大きな要因は「胃酸の分泌不足」です。

 

胃酸分泌は胃の細胞に存在する受容体に対してヒスタミン、アセチルコリン、ガストリンなどの神経伝達物質・生理活性物質が結合することで行われます。

 

アセチルコリンは、迷走神経(副交感神経)からの刺激により分泌されます。

アセチルコリンの原料はコリンと言われる脂質の一種であり、肉類、卵、豆類に含まれます。

ここからリラクセーション(血糖安定も含む)や主菜を習慣的に食べていることが重要だと分かります。

次にガストリンですが、これは胃内に食べ物が入ってきた時に分泌が促されます。

 

最も強い分泌刺激になるのがヒスタミンです。

 

ヒスタミンが胃細胞に存在するH2受容体に結合することで、胃酸分泌を促進します。

ヒスタミンの生成に必要なアミノ酸の代表格がトリプトファンであり、ここでも主菜類を継続的に摂っていることが胃酸分泌に必要なことが分かります。

 

逆に胃酸分泌を抑制してしまう栄養素がリノール酸です。

ラットを用いた研究ですが、食事から摂取するカロリーの１０％をリノール酸にした食事を８～１０週間与えることで、胃酸分泌量が４４％程低下したとする報告もあります。

 

人間においてもリノール酸リッチな食事にすることで胃酸分泌が軽度ですが減弱したとされています。

 

これらの研究からも胃酸分泌能力の低下は中長期に渡るリノール酸リッチな食事によってもたらされる場合もあります。

炎症収束、血糖の安定、消化管の健全化を行い、未病を寛解に導くためにも摂る油の質は重要になりますね。

 

どちらの研究でも胃酸の分泌は抑制され、エイコサノイドであるプロスタグランジンE2(PE2)の分泌量は増加したと記されています。

PE2は胃粘膜のターンオーバーを促すために必須ですが、女性であれば子宮粘膜のターンオーバーを過剰にして経血を増加させることで鉄欠乏のきっかけを作ったり、子宮収縮の過剰を引き起こして月経痛の要因になるとされています。

 

特に女性に対する栄養療法では油の質を気を付けていきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

「北広島市の交通事故、むち打ちなら、美沢整骨院」

 

美沢整骨院は、北海道北広島市をはじめ、その周辺地域(南幌・長沼・島松)の患者さんも多数来院されております。

美沢整骨院では、日常生活・運動時の怪我や痛みの治療の他にも、交通事故治療のむちうちや腰痛の治療・栄養・パーソナルトレーニングに関しても力を入れております。

お体の不調などございましたらお気軽にご相談下さい！