免疫系症状への栄養療法
2023/03/23
こんにちは。北海道北広島市の整骨院です。
北広島市の整骨院「美沢整骨院」は、体の痛みと向き合うあなたのサポートをします。
今回は「免疫系症状への栄養療法」です。
免疫系疾患において重要なことは2点です。
・皮膚、粘膜を強く保つこと
・白血球の活動性の正常化
になります。
その際にカギになる栄養素がこちらです。
■亜鉛
粘膜・皮膚などの外皮を上部に保つために欠かせない栄養素の1つが亜鉛です。
亜鉛は八卦級の細胞内にも含まれており、白血球の正常な活動に必須とされています。
亜鉛は過剰が起こりづらい栄養素とされてますが、亜鉛単独で摂取するようなサプリメントの場合は亜鉛過剰・銅欠乏が起こりかねません。
サプリメントで亜鉛を摂る際は、銅も一緒に含まれるものを選ぶとよいでしょう。
理想は血清亜鉛と血清銅の比率を見て摂取量を決めていくことです。
■ビタミンA
亜鉛とセットで働くことが多い栄養素ですが、世界三大微量栄養欠乏の1つであり、免疫系疾患に対しても重要度が高いです。
ビタミンAは粘液中分泌される抗体であるsIgA(分泌型免疫グロブリン)の原料であり、ムチンなどをはじめに粘膜を生成するためにも欠かせない栄養素です。
ビタミンAが不足することでTreg細胞への分化が抑制されてしまいます。
年々、自己免疫疾患などの罹患者が増加している背景にはこのビタミンA不足も関係していると睨んでいます。
■ビタミンD
免疫系疾患に対して高容量で用いることが多い栄養素ですが、その際は250HビタミンDを測って評価するようにしましょう。
ビタミンDも粘液上に分泌される抗菌ペプチドディフェンシンなどの原料になり、粘膜自体の生成にも欠かせません。
また八卦級の細胞膜上にもビタミンD受容体が多数存在しており、白血球の正常な活動に欠かせない栄養素です。
免疫系疾患に対する重要栄養素とも言えます。
■マグネシウム
疲労系症状では主役級ですが、免疫系の症状ではアシスタントになります。
ビタミンDを活性化する際にマグネシウムが必要になるため、マグネシウム不足ではビタミンDをうまく利用することができなくなります。
栄養療法においては、どういった症状でも重要な栄養素です。
■グルタミン
栄養療法では低タンパクでは話になりません。
その中でも免疫系疾患ではグルタミンが重要度が高い栄養素になり、sIgAはグルタミンとビタミンAを原料にして生成されています。
また腸で起こる炎症を収束させ、炎症性サイトカインを減らすことでTreg細胞の分化誘導が行われます。
■水溶性食物繊維
水溶性食物繊維はTreg細胞の分化誘導を行い、免疫系疾患を寛解させるために欠かせません。
水溶性食物繊維が短鎖脂肪酸へと代謝され、この短鎖脂肪酸が腸粘膜ターンオーバーのエネルギー源になり、またTreg細胞の分化誘導を行うためにも欠かせない栄養素です。
■プロバイオティクス
特に酪酸菌(ミヤリ菌)が重要になります。
名前の通り、短鎖脂肪酸の中でも免疫寛容に有益な酪酸を生成する菌です。
便秘の改善にはロイテリ菌に軍配が上がりますが、免疫系疾患に関しては酪酸菌のほうが有効なことが多いです。
これらを使い分けることである程度の免疫系疾患に対処することが可能です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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