こんにちは。北海道北広島市の整骨院です。

北広島市の整骨院「美沢整骨院」は、体の痛みと向き合うあなたのサポートをします。

今回は「免疫系の基礎」についてお伝えします。

免疫とは「自己と非自己の分別」です。

人間の身体は恒常性＝健康を保つために免疫システムを有しています。

あらゆる動物が自然免疫を有しており、脊椎動物のみが獲得免疫も保持しています。

他の生物背が存在している世界に生まれた以上は、細菌やウィルスの感染などから命を守るためにあらゆる動物が免疫系を持って生まれてきます。

この免疫系が正常に働いているうちは問題ありません。

自身に害をなす異物だけを適切に攻撃して炎症を発生させ、その後は炎症が収束して異物を取り除いて組織が回復していきます。

しかし質的な栄養不足によって引き起こされる慢性炎症がこの免疫系の正常な働きを妨げてしまいます。

慢性炎症が起こることによって炎症性サイトカイン(TNFーａ、ＩＬー６、ＩＬー１７など)が血中に増加します。

免疫系の疾患において特に注目すべきはＩＬ－６、ＩＬ－１７です。

この２つの増加はＴｒｅｇ細胞、Ｂｒｅｇ細胞への分化を阻害します。

このことをご理解いただくことで幾つかの自己免疫疾患を寛解へ導くことができるようになりますが、その大元にあるのはＴｒｅｇ細胞、Ｂｒｅｇ細胞の分化誘導によるものです。

この２つの制御性リンパ球が自身の細胞に対して誤って攻撃しているキラーＴ細胞の活動を制御し、炎症を収束させるためのサイトカインを分泌します。

免疫系疾患においては粘膜を丈夫に保つこと、慢性炎症を収束させ、制御性リンパ球を分化誘導することが大事になります。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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