北広島市「美沢整骨院」が解説!甘いものが欲しくなる③
2024/01/09
こんにちは。北海道北広島市の整骨院です。
北広島市の整骨院「美沢整骨院」は、身体の痛みと向き合うあなたのサポートをします。
今回も前回からに引き続き「甘いものがほしくなる」に関して栄養療法的に考えられることです。
ここまでは、低血糖とたんぱく質不足にフォーカスしたお話でした。
今回は3.ミネラル質不足と4.カロリー不足です。
ミネラルの中でも鉄・マグネシウムの不足が甘い物の欲求に繋がりやすいと考えられています。
そもそも分子栄養学の根底には・・・
「細胞が機能するためのエネルギー源(ATP)の不足により様々な病気や不調が起きている」と考えるところがあります。
このATPを生み出すための最も素早い回路が解糖系(糖代謝)です。※ここではATPーCP系は省きます。
そして最も効率よく沢山のATPが生成できるのが電子伝達系です。
糖質を摂った際の解糖系から電子伝達系までのATP産生の流れを書くと下記のようになります。
ブドウ糖
↓(ここまでの代謝を解糖系と呼ぶ)
ピルビン酸
↓
アセチルCoA
↓
TCA回路
↓
電子伝達系
ブドウ糖がピルビン酸に変わるまでの代謝を解糖系と呼び、この間に計2つのATPが産生されます。
そしてピルビン酸になった後は細胞内のミトコンドリアによって大量のATPが産生されます。
電子伝達系まで含めるとブドウ糖1分子を元にして最大38ATPまでが産生されます。
充分なATPを産生できていると上の代謝の流れにも変化がでます。
解糖系(グルコース→ピルビン酸)によってATPを産生する必要が無くなります。
その時に摂った糖(ブドウ糖)が肝グリコーゲンへと合成されます。
ブドウ糖
↓→→→肝グリコーゲン合成
ピルビン酸
↓
アセチルCoA
↓
TCA回路
↓
電子伝達系※ATP産生が十分
こういった流れになります。
つまり肝グリコーゲンを適切に合成して低血糖を予防するためには、電子伝達系で十分なATP産生が行われる必要があります。
そして解糖系や電子伝達系でATP産生のために欠かせない栄養素になるのが鉄・マグネシウムです。
鉄欠乏・マグネシウム不足が起こると十分なATPを産生できず、摂ったブドウ糖を肝グリコーゲンの合成に利用することはできません。
そのため低血糖になりやすく、甘いものが欲しくて仕方なくなります。
それでは、鉄やマグネシウムを補うための食品をご紹介します。
・ほうれん草
食物繊維・鉄・マグネシウム・βカロテンが含まれています。
鉄欠乏に陥ってる際には非ヘム鉄(植物性の鉄)の吸収率も上がっているのでおすすめです。
クエン酸やビタミンCと同時に摂ることで吸収率も上がるので、レモン、ブロッコリー、赤ピーマン、フルーツなどと一緒に摂ると良いです。
・小松菜
ほうれん草と同程度の鉄摂取が可能ですが、マグネシウム摂取量はそれほど多くはありません。
カルシウム量が多いのでカルシム摂取量を増やしたいときの選択肢として使えます。
味噌汁の具に肉類やほうれん草を入れることでたんぱく質、鉄、マグネシウムが摂れます。雑穀おにぎりも一緒に。
赤身肉を1日100g食べることで鉄も充足させやすく、女性の鉄欠乏リスクもかなり減少するそうです。
これらで、低血糖・低タンパク・ミネラル不足による甘い物欲が抑えられるようになります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
美沢整骨院は、北海道北広島市をはじめその周辺地域(南幌・長沼・島松)の患者さんも多数来院されております。
美沢整骨院では、日常生活・運動時の怪我や痛みの治療の他にも、交通事故治療のむちうちや腰痛の治療・栄養・パーソナルトレーニングに関しても力を入れております。お体の不調などございましたらお気軽にご相談ください!
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