妊婦と食物繊維
2022/12/19
こんにちわ。北海道北広島市の整骨院です。
北広島市の整骨院「美沢整骨院」は、体の痛みと向き合う、あなたのサポートをします。
今日は妊婦と食物繊維
「妊婦に難消化性デキストリンやイヌリンなどを薦めても問題ないですか?」という質問がありました。
結論から言いますと問題ありませんし、むしろ著内細菌叢のバランスを改善することはお子様の発育に好影響をもたらします。これをドーハット:DOHaD(Developmental Origins Health and Disease)の考えをご紹介しながらお答えしていきます。
DOHaDは・・・・
将来の健康や特定の病気へのかかりやすさは、胎児期や生後初期の環境の影響を強く受けて決定されるという概念です。
ラット研究では母胎に摂食制限や低たんぱく食投与によって胎仔の子宮内発育が障害され、成長後に対糖能異常(Ⅱ型糖尿病になりやすい)、高血圧、肥満になりやすいことが確認されています。
これには母胎における過剰なグルココルチノイド(コルチゾール)が関与していると考えられています。
母胎における過剰なコルチゾールによって、胎児の膵臓ランゲルハンス島B細胞の数が減少するようです。
このことから妊婦の方の栄養状態は一層大切になってきます。
胎児は母胎が分泌したホルモンの影響も受けますし、母胎に入ってきた栄養成分の影響も受けます。
そこで今回は難消化性デキストリンやイヌリンなどの食物繊維が及ぼす胎児への影響をご紹介します。
食物繊維を摂るメリットは短鎖脂肪酸の分泌にあるといっても過言ではありません。
母胎の腸内で作られた短鎖脂肪酸が吸収され、胎児にまで移行し、胎児の持つ胎児の持つ短鎖脂肪酸受容体に結合し・・・・胎児の交感神経や膵臓B細胞の分化・成熟に影響していることが確認されています。
このように母体の腸内環境が良いと胎児の生後の代謝・内分泌系が正常に成熟し、肥満や代謝疾患(糖尿病など)になりにくいことが分かっています。
こういった点からも妊婦の方が食物繊維サプリを用いることも有益であることが分かります。
その他の栄養素も摂れるように食品由来で食物繊維摂取量を増やせる方が良いのは言わずもがなです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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