BCAAとEAAの使い方
2022/04/28
こんにちわ。北海道北広島市の整骨院です。
北広島市の整骨院「美沢整骨院」は、体の痛みと向き合う、あなたのサポートをします。
今回はBCAAとEAAの使い分けについて当院の考え方をご紹介します。
BCAAはプレワークアウトドリンク(トレーニング前に飲むドリンク)イントラワークアウトドリンク(トレーニング中に飲むドリンク)としての利用が適しているかと思います。
ポストワークアウトドリンクはトレーニング後に飲むドリンクです。
ポストワークアウトドリンクとしては必須アミノ酸すべてが揃うことで筋合成は促進されるという考え方に違いありません。
そのためBCAAでは筋タンパク合成までは促進できないと考えてます。
一方でBCAAは小腸からの吸収後、一部は肝臓を経由せずに直接血中へ移動して下記の役割を果たします。
・筋細胞でのATP産生
・糖新生に利用されて血糖維持
・脳内へのトリプトファン以降を押さえて集中力維持
これらの役割からBCAAはプレ・イントラワークアウトドリンクとしては有効かと思います。
EAAに関しては必須アミノ酸を素早く血中に送り込むことが出来るため、ポストワークアウトドリンクが適しているかと思います。
ここで栄養療法的な補足ですが、BCAAを捕食に使って血糖維持を図る際に糖新生能力が十分にあるかを見ておかなくてはいけません。
この際にグルコース・アラニン回路という代謝が利用されますが、この回路で使われる酵素ALTはビタミンB6を必要とします。
このALTは血液検査で肝機能項目として頻繁にみる、ALT(GPT)の事です。
ことALTが働くためにはビタミンB6が必須となるため、ビタミンB6不足ではBCAAを摂っていたとしても糖新生が上手く行われません。
ではビタミンB6はどこで推察できるのでしょうか?
それはALTとASTの差です。
ASTも肝機能の検査項目であり、ビタミンB6不足や低タンパクで数値が減少します。
しかしALTの方がビタミンB6不足の影響を受けやすいため、ビタミンB6不足が起こると減りやすいという特徴があります。
こういったビタミンB6不足であればBCAAを摂ることで糖新生を行うのは不向きです。
糖そのものを摂る、もしくはMCTオイルで血糖維持をサポートする方が良いでしょう。
あわせて中性脂肪が低い、血糖が低い場合はより「糖そのものを摂る」方が良いでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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