ホエイプロテインとカゼインについて
2022/03/14
こんにちわ。北海道北広島市の整骨院です。
北広島の整骨院「美沢整骨院」は、体の痛みと向き合う、あなたのサポートをします。
今回はホエイプロテインとカゼインについてです。
「カゼインプロテインって何が良くないんですか?ホエイプロテインとどう違うんですか?」と質問を受けることが多々あります。
そもそもホエイとカゼインは牛乳などの乳製品に含まれるたんぱく質の種類になります。
ホエイが20%程度、ガゼインが80%程度と乳製品に含まれるたんぱく質のほとんどがカゼインになります。
カゼインが問題となる点は2点です。
①消化吸収が遅い
②慢性炎症の発生源になる
この2点です。
①に関しては胃酸によって凝集化(ガード)が発生し、緩やかに消化管の中を進むようになり、吸収速度が緩やかになります。
だからカゼインプロテインは吸収に7~8時間かかり、吸収が緩やかなプロテインとされています。
結果、血中アミノ酸濃度の上昇にも時間がかかり、糖新生の利用も遅くなります。
そのため栄養療法には適していないといえます。
大切なのは②のほうです。
カゼインにもいくつかの種類があります。
α S1カゼイン
α S2カゼイン
A1 βカゼイン
A2 βカゼイン
kカゼイン
牛乳中に多いのはα S1カゼインであり、このタイプが体内で炎症反応を誘発すると考えられています。
as1はマクロファージなどの持つTLR4に結合し、体内での炎症を加速させます。
つまり毎日牛乳を飲むことで慢性的な炎症を引き起こす、と言えるのです。
対してホエイは
βラクトグロブリン
αラクトアルブミン
免疫グロブリン
ラクトフェリン
などから構成されます。
以前はβラクトグロブリンが抗原になりえると考えられていましたが、近年ではこれは否定されています。
ホエイを構成するタンパク質には免疫改善・鉄吸収を促進するタンパク質が含まれており、健康に有用であることがわかります。
「子供にプロテインを飲ませても大丈夫?」
むしろホエイプロテインは子供におススメです。
母乳に含まれるタンパク質の多くはホエイ(乳清)です。
ホエイは胃で凝固しづらく、消化しやすいタンパク質です。
ホエイは母乳にも含まれ、消化しやすいことから小児にも適しています。
子供は消化機能だけでなく、免疫機能も未成熟であるためこういった機能タンパク質の摂取が有用とされています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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