北広島市「美沢整骨院」が解説!慢性疲労について
2024/04/15
こんにちは。北海道北広島市の整骨院です。
北広島市の整骨院「美沢整骨院」は、身体の痛みと向き合うあなたのサポートをします。
今回は、「明らかに慢性疲労傾向なのにHbA1cが高めの際にはなにがおきているのか」についてです。
今回は例えばこのような血液検査があるとします。
中性脂肪 28
血糖値 92
HbA1c 5.7
ヘモグロビン 9.9
MCV 79
MCH 23.6
MCHC 28.9
中性脂肪を見るとかなりの低値であり、交感神経の過活性による糖新生で血糖を維持していることが推察されます。
こういった方は空腹時血糖は90~95の間に入っていても、交感神経の過活性によって肝グリコーゲンは枯渇傾向にあります。
カウンセリングを進めていくと朝は問題なく起きれたり、むしろ早起き(カテコールアミン過剰分泌で起きてしまう)だったりします。
これも慢性疲労が初期から中期に向かう際によくある傾向です。
※繊細だったり、神経質な方に多い。
上記の血液検査の方はカウンセリングが明らかに慢性疲労傾向であったとしてもHbA1cが高値になっています。
本来であればHbA1cも5.0未満程度まで低くなっていそうですが、5.7と高めの数値です。
こういった際に必ず見るべきポイントは2つあります。
それは・・・
脱水
貧血 です。
今回は、貧血についてです。
上記の方はヘモグロビンの値が9.9g/dlとかなりの低値を示しています。
ヘモグロビンは生存に必須となる酸素を運搬しています。
貧血の方はこのヘモグロビンが少ないので、生命がかなり危うい状態とも言えます。
※高齢者は貧血というだけで5年生存率がかなり減ってきてしまいます。
そこで、人の身体は代償によって足りないものを補います。
赤血球(ヘモグロビン)は血管内を流れる際に血糖に触れて糖化したり、活性酸素によって酸化したダメージを負っていきます。
そして120日程度でダメージが多くなったところで脾臓にて破壊し、鉄を取り出して骨髄まで運び、再利用して新しい赤血球を作る材料にされます。
しかし、貧血の場合はヘモグロビンが少なく酸素運動機能が低いため、頻繁に破壊・再利用をしていては血中に存在するヘモグロビン量を保てなくなります。
そのため代償として赤血球の寿命を延ばし、少しでも酸素運搬機能を保とうとします。
結果寿命が延びたことによって糖化したヘモグロビンが血中に増えていきます。
※糖化したヘモグロビンも酸素を運搬することは可能です。
これがHbA1cとして計測されるため、貧血の方はHbA1cが高くなっていきます。
鉄欠乏性貧血になるこによってHbA1cの数値は5.75%程度になりやすいとされ、鉄欠乏を改善することで数値も5.44%まで下がるとする研究もあります。
このように明らかに慢性疲労傾向にも関わらず、HbA1cが高めの場合は貧血・鉄欠乏を疑い、そこに対する介入が必要なケースもあります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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